29 Umui Emikoさんのごはん

Umui Emikoさんのごはん Umui Emikoさんのごはん Umui Emikoさんのごはん
つくり手Umui Emikoうむい えみこ
レコメンバー武田和恵たけだ かずえ

推薦文

Emikoさんのごはんは「食べることで心も体も元気になる、素材を大切にしたお母さんの味」。山形県大石田町の旧次年子小学校で『ごはんや Umui』を営んでいます。農家さん⇒料理人⇒食べる人へと、パワーみたいなものが増大しながら伝わってくるように感じます。

Emikoさんの料理は、一口の中に、辛い、甘い、しょっぱい、苦い……さまざまな味があり、見た目も色とりどり鮮やかだ。レコメンバーの武田さんは、日常で忘れかけている味や色を、舌や目が見つけていくことで、刺激に慣れすぎている身体がほぐれていくようだと語る。かつて東京でお店を開いていたEmikoさんは、震災後、食に関わる話がしにくくなったこと、忙しさで身体に無理が来ていたこと、山形の農家との出会いがあったことなどが重なり、家族で山形へ移住する。
山形中を駆け回って生産者に会い、料理を習い、その食材ができる現場を知ったうえで仕入れをする。そして、訪れたお客さんの笑顔を思い浮かべながら食材と向き合い、今の自分自身を表現するようにして、即興的に料理をするのだという。
わくわくすることを大切にしているEmikoさんは、各地のイベントに出店したり、SNSなどを通じてオーダーを受ければすぐ配達に行ったりと、旅先での出会いも日々楽しんでいる。