15 おっくんのギター弾き語り (あ・り・が・と・うの歌)

おっくんのギター弾き語り(あ・り・が・と・うの歌)
つくり手若月靖わかつき おさむ
レコメンバー山路智恵子やまじ ちえこ

推薦文

おっくんは音のワークショップが始まって1年が過ぎた頃、ギターを構え歌い出した。その歌声は好きなバスの話をする声と変わらず控え目だが、明るさと渋みがあり歌詞をよく響かせる。「死んでからでは〜」でふと軽くなるところが好き。皆さんもぜひ聴いてほしい。

山路さんが仙台市内の作業所で月に一度開く『音の時間』というワークショップに参加しているおっくん(若月靖さん)が、出会いから1年ほどが経ったある日、ギターを携えて突然歌い出した、さとう宗幸さんの『あ・り・が・と・う・の歌』。「おっくんの普段の話し声にある魅力が、この曲を歌っているときはよく出ていると思うんです。」と山路さんは話す。
楽器に限らずいろんなもので音を出して遊ぶことからはじまったワークショップで、山路さんの知らない間にギターを手に取り、爪弾き、歌うようになったというおっくん。今ではこの歌が十八番になって、毎年仙台市内で開催される『とっておきの音楽祭』などで演奏しているのだという。