7 法然さんの神社とお寺

法然さんの神社とお寺
つくり手石川法然いしかわ ほうねん
レコメンバーササキ

推薦文

お祖母さんの影響を受けて、神社や仏閣を巡るのが大好きな法然が、毎日通っている施設の一角に建てたふたつの祭壇。毎朝一度、祭壇の前に座り、宮司、住職として祭壇を守り管理している。奉納している剣も毎日テープをはったりはがしたり、手入れに余念がない。

法然さんは大のおばあちゃん子で、毎日一緒にお出かけするのだという。そんなお祖母さんの好きな神社や寺に大きな影響を受けて、石川法然という名前を自分に付け、「宮司であり住職」として活動している。通っている作業所のギャラリースペースに、ダンボールでつくった神社と寺それぞれの祭壇のようなものを作り、お祖母さんに買ってもらったものや拾ったものを納めている。常に丈夫できれいな状態を保てるようにと、テープを貼り直すなど、日々修復作業や掃除をおこなうのだという。
スタッフのササキさんが体調を崩した時には、自作したお札やお守りを渡し回復祈願をしてくれるそうで、「法然さんは、他人とのコミュニケーションの方法すべてに神社やお寺の要素が入っていて、周りの人たちに不幸がないように見守ってくれているみたいだ」だとササキさんは話す。